美術館の庭にて
7月からほとんど自宅に籠って仕事をしていました。立秋の声を聞いたので、久しぶりに残暑厳しい中を外出して来ました。
街には人影少ないです。
昨年までなら夏休みでの観光客、インバウンドの外人などで喧々そうで嫌いな感じの城下町に成り下がっておりましたが、コロナ騒ぎで20年前の城下町のしっとりとした姿に戻っている様に感じました。
蟬だけは相変わらず昔のままに煩く鳴いておりますが、騒がしい中国語の会話よりも耳障りが良くて好きです。
何を撮るとは決めておりませんが、カメラだけは外出する際は持参しております。
今年はすべてのイベント祭りが中止となり被写体を探すのに苦労しております。
そこで視点を変えて彫刻と街の風景を撮ってみようなかと思いついた次第です。
カラーもいいのですが20年前のレトロ感を出したくてモノクロで撮影してみました。
煉瓦塀と花束を持った少女像です。
少年の像も足元だけにして向こうに日傘の婦人を入れてみました。
残暑の感じはしませんが、レトロな街、20年前のゆったりとした刻が流れていた静かな街という雰囲気は出せた様に思います。